からりからから

フィギュアスケートなど好きなものについて書こうと思っています。

ゆく年、くる年

フィギュアスケートでは7月が新シーズンなんですよね。
というわけでこのタイトルです。

(しかし、更新が2分遅れて7月の投稿になってしまいました。あけましておめでとうございます。この文章は6月に書いていると思ってお読みください)

まぁ、実際の競技は4月に終わって、今はシーズンオフです。
しかしこのシーズンオフ、いろんな事が起こる起こる・・・。
さすがプレオリンピックシーズン前って感じです。

一番びっくりしたのはアイスダンスのシュピルバンド王国の崩壊でしたが、宮本さんがプルシェンコ選手の競技プロを振付しているっていうのにもびっくりしました。実際に使われるかどうかはまだ分かりませんが、日本もここまで来たか~みたいな。フィギュアスケートファン以外はピンと来ないかもしれませんが、たぶんサッカーの長友選手がレアルに行ったのと同じくらいの感慨です(笑)
しかし宮本さんはニノ・ロータのロミオとジュリエット好きやなあ。

まぁ、いろいろ起こっているのはほとんど男子シングルなんですけれどね~。
それだけ群雄割拠ということでしょう。来シーズンが楽しみです。


前置きが長くなりましたが、新シーズンの前に、今シーズンの好きなプログラムをメモっておこうかと思います。


<ペア>

SP

・高橋・トラン組「イマジン」http://www.youtube.com/watch?v=opUAnSSWFC0
毎回ステップのところでジーンとしました。ミスがあっても素敵だったのがワールドでは!

 

他はパントンのショパンとか、川口・スミルノフ組のも好きでした。

 

FS

実は際立って一番好きというのがないです・・・。

パントンのシェヘラザードは結構好きな感じなのですが、まだ未完成な感じでしたし。
川スミの「月の光」は継続プロだしなぁ。


<女子シングル>

SP

コストナー選手 ショスタコーヴィチピアノ三重奏曲第2番」
初めて観た時、衝撃的でした。まさにコストナー選手にしかできない曲!
コストナー選手にはこれからもどんどん個性的な曲に挑戦してほしいです。

次点は鈴木選手。NHK杯は感動でした。


FS

・ワグナー選手 「ブラック・スワン
NHK杯で観た時、曲に負けてるかなと思ったんですけれどね。シーズンの中で成長させた感じです。
最終的には映画のストーリーとともに、可愛くて賢い女の子が強さを手に入れるというようなワグナー選手のストーリーも浮かんでくるような良いプログラムになったと思います。格好良いカクカクスパイラルは今シーズンのベストスパイラルです。

次点はまたもや鈴木選手。ノーミスが観たかった…。ちなみにピンク派。


アイスダンス

SD

・ウィーバー・ポジェ組 
今シーズンはラテンの課題なのに、色っぽくて大人っぽいプログラムがあんまりなくて残念でした。
露出度のルールとかできるしさ!
その中で断トツで色っぽくて大人っぽいプログラムがこれでした。衣装は謎のトラ。最初見たときは高橋選手のマンボを彷彿とさせる振付があったりして笑いましたが(NHK杯で隣の人と顔を見合わせて大笑いした思い出)、最終的に迫力のあるプログラムに仕上がったと思います。

バーチュ・モイア組のラテンも別格感があったのですが、昨シーズンのFDが好きだったんでどうしてもねー。


FD

・ウィーバー・ポジェ組 「Je Suis Malade」http://www.youtube.com/watch?v=MtxK_IUEHdw

好きすぎで何回も観てしまいます。これ書く前も、ナショナル→4CC→ワールドと続けて観てしまいました。
全ての動き、全てのエレメンツ、ホールドポジションまで、このプログラムのストーリーの表現になっていて無駄なところがないです。初見はNHK杯で何の予備知識もなく観たのですが、歌の歌詞がわからなくてもストーリーが勝手に浮かんで、心の中は感動の嵐でした。SDとは全く違う雰囲気というのも良いです。
ミスのない演技の時が多かったので、演技後にケイトリンが乱れた髪で男前にガッツポーズするも好きでした。

 

次点はギルス・ポーリエ組。ディーンさん振付の不思議な世界。組んだばかりのため、カナダナショナルでしか観れなかったのが勿体なかったです。
その次がペシャラ・ブルザ組のミイラ。地元で何故ミイラなのかは結局謎のままでした。


<男子シングル>

SP

・高橋選手「In The Garden of Souls」(四回転なしバーション)http://www.youtube.com/watch?v=NsUplazBWp0
このプログラム、実はNHK杯のが一番好きなんです。
現地で観ていたのもありますが、ストイックな、シャーマンのような。人間ではないものが入っているような感じ。本当に素晴らしかったです。
ただ、四回転を入れるとジャンプの結果がどうあれちょっと違った感じになってしまうんですよね。すごく人間的な感じに。不思議です。スタミナとかの問題もあるかもしれないけど、気持ち的な部分で違うのかなぁと思います。

とはいえ、四回転ありバーションも好きです。特にワールド。最後のジャンプは単独の方だと曲にすごく合っているんで、ミスがあってもこっちがお気に入りです。
他は、デニス・テン選手、アボット選手も好きです。


FS

・アボット選手 ミューズ エクソジェネシス交響曲第3部「あがない」http://www.youtube.com/watch?v=cbT2P9n5Hsw
 アボット選手は昨シーズンのFSが未完成ながらとても素敵だったので、今シーズンはあれ以上のものは難しいのではと思っていました。曲もカーズの演技のイメージが残っていましたし。で、実際観て平謝りしたくなりました。
素晴らしかった…!!!とても深い精神性を感じるプログラムだと思います。過去とか、人生とか、悲しみとか、でも根底には前を向く力強さがあり…。私の少ない語彙では説明できないのが残念です。でも本当に好きなプログラムです。
ワールドは残念でしたが、自分でかなり振付して思い入れがあるプロのようなので、継続か復活の可能性があるみたいです。
大きな舞台で神演技するところが観たいです。(絶対泣く)

次点は羽生選手ですかねぇ…。毎回燃える演技でした。彼は今シーズンのMVPだと思います。

 

書いているうちに7月になってしまいました。新シーズンあけましておめでとうございます。今シーズンも良い演技が沢山観れますように!誰も怪我に苦しみませんように。あんまり引退とか解散がありませんように。